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節句

端午の節句(子供の日) 

投稿日:2017年3月4日 更新日:

華やかな「おひな祭り」が過ぎると、家庭内行事としては次に「子供の日」がやって来ます。

「おひな祭り」は女の子の日で、「子供の日」は男の子の日というイメージでもありますよね。

「こどもの日」はもともとは、男の子の成長を願う「端午の節句」の日に制定されたからなんです。

 

五節句

 

節句の節は季節の変わり目の事です。節句には五節句があります。

・1月7日・・七草粥で新年を祝う「人日(じんじつ)の節句」 別名「七草の節句」

・3月3日・・「上巳(じょうみ・じょうし)の節句」 別名「桃の節句」

・5月5日・・男の子の成長を祝う、こどもの日「端午(たんご)の節句」 別名「菖蒲(しょうぶ)の節句」

・7月7日・・  おり姫、ひこ星の物語で有名な「七夕の節句」

・9月9日・・  菊花の香りの酒で月をめでる「重陽(ちょうよう)の節句」 別名「菊の節句」

 

<節句の行事は中国から伝わった文化>

日本人が重んじている節句の行事は古代中国から伝わっています。

五節句の日付を見て、もうお気づきでしょう?すべて奇数ですね。

それも、1月を除いて月と日が同じ数。奇数の数が重なっています。
(1月だけは1日の元旦は別格とされ、7日の人日(じんじつ)と呼ばれた日を五節句の中に取り入れています。)

中国では、奇数は「陽の数」として縁起が良い数とされていました。
日本でも、そこから由来しているのか、お祝い事や縁起物を贈る際には、奇数が好まれています。

結婚などのお祝い金は、二つに割れない(別れない)という意味も込めて、3万円や5万円と奇数の額を贈るのが良いとされていますよね。

しかし、縁起の良い奇数(陽)でも重なると陰になるとし、暦の中で奇数の重なる日を取り出して、陰を避けるための避邪〔ひじゃ〕の行事が行われ、季節の旬の植物から生命力をもらい邪気を祓うという目的から始まりました。

 

 

端午の節句の由来

奈良時代には、季節の変わり目である端午の日に、病気や災厄をさけるための行事として薬草摘みをしたり、蘭を入れた湯を浴びたり、

菖蒲を浸した酒を飲んだりという風習がありました。

急に暑くなるこの時期、昔から病気にかかりやすく、亡くなる人が多かったそうです。
その為、毒除けをする意味で菖蒲やヨモギ・ガジュマロの葉を門に刺し、 薬用酒や肉粽(ちまき)を飲食して健康増進を祈願したのでしょう。

人々の生きるための切実な思いによるものが「端午の節句が生まれた理由」なのかもしれません。

その後、江戸時代になると、厄よけの菖蒲(しょうぶ)が武道を重んじるという意味の「尚武(しょうぶ)」と同じ読み方であることから、

武士の間では縁起がよいと盛んに行われるようになります。

ゆえに「菖蒲の節句」とも呼ばれています。

やがて、端午の節句は武士の流れを汲み、男の子の誕生や成長を祝う行事として認識されていったと言われています。

 

<武将の人形を飾る由来は分かったけど、鯉のぼりは?>

武家では男の子が生まれると家紋の旗や幟(のぼり)を揚げてお祝いをしました。

これに対して庶民は紙に縁起物の鯉を描いて揚げていたのです。

やがて武家の祝い方と庶民の祝い方が一つになって鯉のぼりを揚げるようになったのです。

 

柏餅は何故、食べるの?

柏の木は新芽が出ないと古い葉が落ちないため、子孫繁栄を象徴するものとして縁起がよいとされています。

このため、端午の節句には柏餅が食べられるようになりました。

 

日本古来の行事の意味を知って臨むべき

「端午の節句」が男の子のお祝いだとはわかっていても、その本当の意味や由来についてはよく知らない人が多いのではないかと思います。

行事の由来を知ることは、行事に対する取り組みや心構えを変えることができますし、それを子供に伝えていくことも大切なのだと思います。

時代の変化と共に、形を変えていくお祝いの行事。

けれど、形は変わっても、親が子の幸せを願う気持ちは生き続けていくと信じています。

-節句

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