幸せ雑学館

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お祝い事

お祝いの習慣・・その起源

投稿日:2017年4月16日 更新日:

日々の風習は幸せを願うために行うものが多く存在します。

でも、意味は知らないけど昔からそうだからと、行っている方が殆どなのではないでしょうか?

ここでは何気なく行っている日々の習慣や風習の意味をまとめてみました。

 

おめでたい日には何故、赤飯を炊くのでしょう?

おめでたい日と言えば、国民的な行事の他、各家庭によって様々。

家族の誕生日だったり、進学や就職のお祝いだったり、出産など、たくさんのお祝いの機会がありますね。

では何故、赤飯を炊いてお祝いするのでしょうか?

現在の赤飯は「もちごめ」に小豆とその煮汁を混ぜて蒸し、赤い色を出しますが、その昔の赤いご飯はそうではなく、もとより赤く炊ける「赤米」というものでした。

この「赤米」というのは、わが国が稲作を始めたころに栽培していた原始的な米の品種で東南アジアの原産です。

このようにきわめて古い品種であり、稲作の起源となった「赤米」を尊び、特に先祖を祭って祝う日などには「赤米」を炊いてご先祖様に供えるという風習がありました。

しかし、赤米は時と共に栽培されなくなり白米が主流となったため、赤米の代わりに小豆で色をつけて赤いご飯を作りそれを備えるようになっていったのです。

そしていつの間にか、先祖の供養のための赤飯が、特別な日や、お祝いの日のご飯へと変化したのです。

 

お祝いには、なぜ尾頭(おかしら)付き?

日本人はとても縁起を担ぐ民族です。

お祝い料理に出されるすべてのものに、いちいち意味を持たせます。おせち料理は良くご存じですよね?レシピにもその意味が添えられていますし、年末になるとスーパーでも、説明書きが貼られていたりします。

では、鯛の尾頭付きの意味は?

1、鯛のピンと張った頭や尾の生きの良さ

2、鮮やかな赤は祝福の色

3、「たい」の名前も「めでたい」に通じる

ここからお祝いの魚の王様と呼ばれるようになりますが、尾頭付きでなければお祝いの魚とはなりません。

切ったり壊れたりしているものは逆に縁起が悪く、頭から尾まで完全に欠けていない、つまりは「すべて完全に揃っている」という縁起を担いでいるのです。

これにより、諸事情で鯛が手に入らなければ、他の魚でも、尾頭付なら十分、お祝いの席にふさわしい魚と言えますね。鯛は高額ですしね。笑

 

「乾杯」という風習はいつごろから始まったのでしょう?

今、当たり前のように溶け込んでいる「乾杯」という習慣。何かにつけて楽しい席では「乾杯」の声が飛び交います。

この乾杯はいつ頃から根付いたのでしょうか?

これは安政元年(1854年)の日英和親条約の協定の頃と言われています。通商の約款を補足するため英国から特派使節が訪れ日本側と会談の後、晩餐の席となった時の事。

訪れていたエルギン伯が日本側の人々に向かって「イギリスでは元首の健康を祈って杯を交わす習慣があるので、ここでそうしたいのだが・・」と提案しました。

この提案を幕臣たちは懸命に理解しようとしたのですが、会話が切れて座が静まり返ってしまいました。すると、大真面目な井上信濃守がいきなり立ち上がり、高い声で「乾杯」と発し、おごそかに着席したのです。

これには、エルギン伯も参会者もどっと笑いだしたのですが、このかなりこっけいな「乾杯」のあとで、日本の酒席には「乾杯」が根付きました。

 

結婚式宴のウエディングケーキはいつ始まったの?

形や演出は変わってきましたが、結婚式では、おなじみの光景となっている「ウエディングケーキ」。

このウエディングケーキが最初に登場したのはローマの時代と言われています。

そのころの裕福な家庭では結婚式の時、特製のケーキが出されました。

そして花嫁と花婿が一緒にこのケーキを食べ、参列したお客様にも食べて貰ったのです。ケーキは「豊かさ」「幸せ」を意味し、参列したお客様は自分たちも新郎新婦のような幸せが分け与えられる事を願って食べたといいます。

驚くべき事実として、この祝福のケーキは花嫁の頭の上で切られたそうです!ちょっと怖いですね。

 

神社に参拝するとき、なぜ「柏手」を打つ?

私達は初詣、合格祈願等、神社に良くお参りをしますが、なんとなくポンポンと手を打って拝礼しています。

これは、大昔の日本人の風習から来ています。「魏志倭人伝」には「倭人=日本人は偉い人に会った時は手を打つ」と書かれています。つまり、現代の握手と同じように、人と会うと拍手(かしわで)を打ったらしいのです。

この拍手は、立てる音で神様を招きよせて、お互いの魂をふり動かすという神がかりの祝福の方法でした。

ここから現在のように参拝に拍手を打つ風習が生まれたのです。

 

お祝いの席での習慣って、子供の頃から自然に身につきますね。子供は大人の真似をしますので、間違って解釈しないよう、時には意味も教えてあげたいですね。

 

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