幸せ雑学館

世の中、知っていそうで知らない事がたくさん有ります。知れば嬉しい情報をジャンルに寄らず集めてみました。

尊敬する偉人

愛の人 – ヘレン・ケラー

投稿日:2017年3月18日 更新日:

普通に目が見え、普通に耳が聞こえ、普通に喋る事が出来る・・これは当たり前でしょうか?

当たり前なんかではなく、とても幸せな事だと私は思います。

突然、目が見えなくなったら・・何も聞こえなくなったら・・生きる希望まで失ってしまうかもしれません。

でも、その苦難を乗り越え、尊敬すべく立派な生き方をしている人達が、世の中にはたくさんいます。

その一人が「奇跡の人 ヘレン・ケラー」です。

ヘレン・ケラーは盲・聾・啞という三重苦を背負いながら、人々を救うためにその身を捧げ、「愛の人」「愛の天使」と呼ばれています。

幸せというものを語るうえで、決して忘れ去られてはならない人だと思うのです。

 

ヘレン・ケラーの生い立ち

ヘレンは1880年、アメリカ・アラバマ州にて、小さな町の大地主・ケラー家の娘として誕生します。とても愛らしく美しい女の子だったヘレンは両親の深い愛に包まれ健やかに成長していきます。

幸せは続かず、2歳を迎える頃には高熱に襲われ、目覚めた時には、その目は見えず、耳も聞こえず、口もきけなくなっていました。残された鼻・舌・触れるということだけを頼りにする辛い日々が始まったのです。

 

成長と共に

匂いや舌、触感を頼りに母親を追いかける幼子も、成長するにつれ、その不自由に苦しみ始めます。

音も光もない・・その恐ろしい暗闇の中で気のまぎらわしようもなく、怒りで物を投げつけ、物を蹴飛ばし、激しい癇癪(かんしゃく)を起こし、床を転げまわるようになっていきます。

 

サリバン先生

来る日も来る日も、まるで悪魔のように荒れ狂っていたヘレン。

このみじめな少女が、なぜ後に「愛の天使」と呼ばれる人にまでなれたのでしょうか?それは、アン・サリバンという先生に巡り会えたからです。もしもヘレンがサリバン先生に巡り会えなかったら輝かしいヘレン・ケラーにはなれなかったかもしれません。

ヘレンが少女の頃作った詩の最後には、必ずサリバン先生を慕う言葉が綴られています。

苦しみに荒れ狂い、すさんだ少女に、これほどまでに光を与えたサリバン先生とはどんな人物だったのでしょうか?

 

アン・サリバンも不幸な生い立ちの少女

アン・サリバンは、幼い頃に両親を亡くし、10歳の頃から弟と二人でアメリカ・マサチューセッツ州の田舎町にある「養育院」にて暮らしていました。やがて弟も病気で亡くなり、天涯孤独の身となります。しかも、アンは目が悪く薄暗い中で生きていたのです。

養育院の環境は決して良いとは言えず、悪の世界に入っていく仲間がほとんどでした。けれど、アンは違いました。勝気で優しく、しっかりとした魂がアンの中には備わっていました。

アンの学びたいという熱意に惹かれたバーバラ神父の力添えで、学校に行けるようになった時、アンはすでに14歳でした。

8歳の子供達と同じクラスで勉強を始め、自分の名前すら書けなかったアンですが、人の何倍も勉強し、学問の進み方は教師達も目を見張るほどのスピードでした。

20歳になったアンはバーキンス学院を主席で卒業します。しかも、とても美しい女性でした。

その頃、ヘレンの両親は学院に家庭教師の申し出をしていました。アンは、ヘレンの父親の涙のにじんだ手紙を読み、憐れな少女に一生を捧げる決心をし家庭教師を引き受けます。

ヘレンは7歳を迎えようとしていました。

 

サリバン先生とヘレンの壮絶な生活

出会ったころ、ヘレンはテーブルの上の食べ物を手づかみで食べ、泣きながら床を転げまわる獣のようでした。

その後、ヘレンとサリバン先生の間に壮絶な闘いがあった事はいうまでもありません。

やがてサリバン先生の神のような深い愛情と、火のような熱心な教育のなか、ヘレンは恐ろしい暗闇から抜け出し、心優しい少女へと変化していきます。

ヘレンはとても賢く、驚くことに10歳の頃には「英語」の他に「フランス語」「ギリシャ語」「ドイツ語」「ラテン語」もひととおり覚えたというのです。

サリバン先生は、目も見えず、耳も聞こえず、口も聞けない少女に、優れた能力・知恵という宝を発見し、あらゆる学問を教え、優秀な大学の卒業をも果たしたのです。

 

ヘレン・ケラーの功績

大学卒業後、ヘレンは、目・耳・口の不自由な人のために自分の命を尽くす事を決意し、政治・宗教・経済・教育に関わりながら世界中を飛び回ります。

時に、戦争で傷ついた兵士にも手を差し伸べ、平和運動をさけびながら複数の本も執筆しています。

昭和12年の4月には来日し、終戦後も70歳になっていたにも拘わらず悲惨な目に合った日本のために再度訪れています。

広島の焼け跡に立ち、真っ白なハンカチを顔にあてたまま、しばらくは取ることが出来ずにいたそうです・・

三重苦という身でありながら、世界中の人の幸福を祈った

「愛の人」ヘレン・ケラー

その崇高な心を敬愛します

-尊敬する偉人

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

手塚治虫 火の鳥

「漫画の神様」と称される手塚治虫さん。 え、漫画の話? って思われるかもしれませんが、彼ほど「生命とは何か?」「真実の愛とは?」「幸福とは?」というテーマを持ち続けて漫画を描き続けた人を、私は他に知り …